なかむら司法オフィス

新宿の司法書士による法律相談

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武富士の債権者集会に出席してきました。

こんにちわ。新宿の司法書士、中村昌樹です。

本日は午後1時半から、国立競技場近くの日本青年館という場所で、武富士の債権者集会に出席してきました。

これまで多くのメディアで取り上げられたとおり、武富士は会社更正手続きの申立てを行いました。これを受けて、今後武富士が抱えている過払い金債権が今後どうなるのか、具体的な話が聞けるかと思い、出席してきましたが、まあ予想通りというか、一般的な内容に終始している感は否めませんでした。

質疑応答でも、過払い金の代理人である弁護士、司法書士から多くの質問が寄せられました。
例えば
「和解が成立している債権に関しての支払いはどうなるのか」
「訴訟係属中の案件はどうなるのか」
「潜在的な過払い債権者に対する周知はどうするか」
「創業者一族への責任追及はどう考えているのか」
など、
中には厳しい質問もありましたが解答は「公平・公正の観点から更生法の手続に則り、手続していく」「なるべく、過払い債権者の最大の利益を計るように手続していく」というようなものに終始し、明確・具体的なものは何もなく、結局は、その場しのぎで、会社更正という手続を悪く言ってしまえば濫用して責任逃れをしようとするような印象が残りました。

武富士に関しては当事務所も過払い債権者のクライアントを多く抱えており、中には和解が成立したものもあったのですが、返還時期を先延ばしにされてそれでもこちらは最大限譲歩して成立したものがほとんどです。それすら、今回反故にされてしまって、どうお客さんに説明すればよいのか、頭を悩ませているところです。

武富士から返還されるお金をあてにして生活再建を図ろうという方も多数いらっしゃるかと思いますが、この人達の権利をないがしろにして武富士だけが生き残ろうという動きは到底納得できないです。

とにかく今は、武富士に過払い金があると心当たりのある方は、武富士に対し債権届をするのを忘れないようにしてください、とご案内する他、手の打ちようがありません。

会場の外には多くのカメラや報道陣がつめかけ、武富士の会社更正手続きの影響の大きさが伝わってきました。私も突然報道陣に囲まれてしまいインタビューを受けて、ちょっとびっくりしました。

今後も武富士に関しては、情報がありましたら随時更新していきたいと思います。

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